コンピューターのことなどを綴ったメモ (旧:目から鱗 w/SQLite)

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コロナ禍において、どのような情報を信用すればよいのか [General]

2022年3月24日

2020年以来、COVID-19 (新型コロナウィルス感染症) が猛威を振るっており、パンデミックが続いています。日本においても、2022年初頭から、オミクロン株が主因の第六波により感染者が激増し、かなりの数の死者が出ています。

そんな中、「ワクチンはどうすればよいのか」「マスク着用にはどういった注意が必要なのか」など、個々人の判断でどうするかを決めなければいけない事柄が多々あります。本来ならば、「政府発信の情報を信用すればよい」となるのが一番良いですが、なにしろ統計改ざんまで行ってしまう日本政府ですから、平気で間違った事を言いかねません。何が正しくて何が間違っているのか、一般市民には簡単には判断できないのが現状です。

私個人は、かつて感染症研究も行った事がある生物学者なので(注:現在の専門は感染症ではありません)、経験と知識に基づいて、政府情報やその他情報の何が正しくて何がおかしいのか、かなり判断できます。しかしながら、「ここがこうだからこれはダメ、こちらは問題ない」と一言で説明できるようなものではないので、同様の判断を行うのは一般の方々にはなかなか難しい事だと思います。

そこでこの記事では、どういった事に注意すれば、少しでもより正しい情報を得られるのか、私なりの考え方をまとめてみる事にしました。

COVID-19データーを自動解析してグラフにする [General]

2021年2月23日

COVID-19が全世界で猛威を振るっています。その感染情報が気になるところですが、日本全国や都道府県別の検査陽性者数などの情報が公開されており、それを閲覧することである程度知ることが出来ます。例えば、NHKの特設サイト・新型コロナウイルスは、全国や都道府県別のグラフがあり、生データーもcsvファイルで提供されているので、便利です。

ただ、生データーは、週前半の値が週後半の値に比べて少なくなるなど、そのままでは感染状況などを把握しづらいです。Excel等の表計算ソフトを利用するなど、ある程度の計算を行うと、生データーよりも見やすいデーターのグラフが書けたり、実効再生産数を計算できたりします。私もExcelを用いてデーター解析を行っていたのですが、日々公表される最新のデーターは手作業で打ち込みせざるを得ず、手間がかかっていました。

そこで、そういった計算を自動で行うwebサイトを構築することにしました。ブラウザーでアクセスするだけで、生データーを計算して、さまざまなグラフを表示することが出来ます。次のURLにアクセスしてください。
https://www.recfor.net/projects/covid19/covid19.html

下の図は、表示されるグラフの一例です。
2021-02-23-positives.png

MachiKania webの紹介 [プログラミング]

2020年8月22日

MachiKania webを紹介します。2020-08-20-mweb.png

MachiKania webは、MachiKania type M相当の物を、webアプリケーションとして実装したものです。以下のリンク先で、実行できます。

USキーボード通常画面
USキーボード大画面
JPキーボード通常画面
JPキーボード大画面

Cygwinを使ったFuzix v0.3のビルド [Fuzix]

2019年11月9日

Cygwin上でも、2019年11月現在最新版のver 0.3のビルドができる事を確認した。Cygwinには、予め次のものをインストールしてから作業を行なった。
gcc-core
gcc-g++
make
patch
bison
flex
libboost-devel
git
zlib
zlib-devel

Cygwinを使ったFuzixのビルド [Fuzix]

2019年11月7日

Cygwinでも、Fuzix ver 0.1のビルドができる事を確認した。ただし、Cygwinには予め次のツールをインストールしておく事。
gcc-core
gcc-g++
make
patch
bison
flex
libboost-devel
git
gitやSDCCもcygwin上でインストールしないとうまく行かない。gitに付いてはcygwin用のバイナリーが使えるが、SDCCに付いてはビルドが必要である。

FUZIX Kernelのビルドに挑戦 [Fuzix]

2019年11月3日

一つ前の記事では、先人の教えにしたがって、Fuzix ver 0.1のビルドを行なった。現在使用しているFuzixは、ver 0.3で、Tom's SBC 用に構築された物である。これのビルドもできるようにしておきたい。色々試したのち、ようやくビルドできるようになったので、メモ。

FUZIXのビルドに挑戦 [Fuzix]

2019年10月31日

FUZIXのアプリケーションをビルドするにあたって、色々環境を整備しないといけない。幸いにして、FUZIXをビルドしてみようというwebページで、FUZIXのカーネル・ツール・ディスクイメージのビルドの方法が紹介されており、参考にしてみたので、メモ。

Fuzix ディスクイメージ編集ツール、UCPの使い方 [Fuzix]

2019年10月28日

Fuzixのディスクイメージは、本家サイト(http://www.fuzix.org/)で配布されていて、そのまま使う事ができます。FZ-KM webやFZ-KM midiでも、ここから取得される「tomssbc-0.3.ide」を使っています。

これらのディスクイメージファイルを用いてFuzixを起動すれば、Fuzix内部でファイルのやりとりをする事ができますが、このままではFuzix外部とのファイルのやりとりができません。例えば、Z80用のアプリケーションは、CソースコードをSDCCを用いてコンパイルして作製しますが、この様にして作られたアプリケーションをディスクイメージファイルの中に取り込む事ができなければ、Fuzixで利用できません。

Fuzixでは、その為のツールとして、UCPを用意しています。ここでは、UCPのWindowsにおける使い方について見てみます。

FZ/KM web の紹介:Fuzixをwebアプリケーションで実行 [Fuzix]

2019年10月11日

FZ/KM web を紹介します。

FZ/KM webは、HTML5による、Fuzixの実行環境です。実行すると、以下のような画面になります。
2019-10-11-fuzix3.png

不正指令電磁的記録は、法案審議時にどう定義されたか [General]

2019年3月8日

現在、不正指令電磁的記録に関する罪(刑法第168条の2)で、逮捕者などが続出して、議論になっている。大きく分けて、議論は2つある。一つは coinhive(以下、コインハイブ)と呼ばれるサービスに関するもの、もう一つはブラウザーにおけるアラート機能の無限ループ(以下、アラート無限ループ)に関するものである。これらのうち、コインハイブについては現在裁判が行なわれている(2019年2月18日結審、3月27日判決予定)。

コインハイブに関しては、裁判の被告人だと思われる方が、経緯をブログで紹介している。また、高木浩光氏、片瀬久美子氏らによるブログ記事が詳しい。

仮想通貨マイニング(Coinhive)で家宅捜索を受けた話
緊急周知 Coinhive使用を不正指令電磁的記録供用の罪にしてはいけない
懸念されていた濫用がついに始まった刑法19章の2「不正指令電磁的記録に関する罪」
魔女狩り商法に翻弄された田舎警察 Coinhive事件 大本営報道はまさに現代の魔女狩りだ
Coinhive事件、なぜ不正指令電磁的記録に該当しないのか その2
警察庁の汚い広報又は毎日新聞の大誤報を許すな
「コインハイブ事件」の解説
コインハイブは不正指令電磁的記録に該当するか?

これらのブログ記事も含めて、現在、刑法第168条の2の法文と検察側・弁護側の主張を照らし合わせて、コインハイブなどがこの法律に違反しているかどうかが盛んに議論されている。様々な議論があって、詳細は他に委ねたい。他方、この法案審議時に、政府と国会議員との間でどういう議論があったのかは、現在までの所余り取り上げられていないと思われる。ここでは、法案審議時に時の法務大臣が不正指令電磁的記録をどう定義したかについて、議論したい。
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