PIC

PIC32MXで、USBメモリーを扱う

2017年4月1日

ちょっと訳あって、マイコンからUSBメモリーへのアクセスの方法を探っている。この手のことをする場合、最近はほとんどMicrochip社のPIC32MXを使っているので、今回もこれでどうやるのかを探ってみた。

回路は、以下の通り。なお、パスコンはすべて0.1 μFで。
2017-04-01-schematic.png

最近は、PIC32用のライブラリーは、Harmonyという巨大なフレームワークに統合されているらしく、プロプライエタリーなファームウェアを開発するのには、これはこれで便利なのだろうけれど、小規模なオープンソースファームウェアを開発するのには、向かなさそう。今回は、Microchipが提供しているライブラリーのうち、legacy版の2013_06_15を使うことにした(Microchip Libraries for Applicationsで、「Legacy MLA」タブを選択)。

「USB Host - MSD - Simple Demo - XC32」というのがあったのでこれだろうと調べてみると、どうやら、USBメモリーを認識するとルートディレクトリーに"test.txt"という名のファイルを作成する、シンプルなプログラムのよう。とりあえず、PIC32MX250F128Bのプロジェクトとしてビルド出来るところまでこぎ着け、必要なファイル(*c 及び *.h)だけを抽出して、一つのディレクトリーに収まるプロジェクトとした。

もしこれを、何か他のソフトウェアーに取り込むのなら、USBメモリー読み書き部分のライブラリー(*.a)を作成して、このライブラリーをインクルードする(MachiKaniaが取っている方式)のが、すっきりしそう。

usbhost2のver 0.12は、ここからダウンロードできます。
Microchip社のコードを改変して用いているので、使用の際、ライセンスはMicrochip社のそれに従って下さい。

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