シミュレーション

JK-FF

2009年8月9日

JKタイプのフリップフロップの勉強。これを今まであまりよく理解していなかった。もしかしたら便利な場面が出てくるかもしれないので…。

まず、Wikipediaに載っている最も簡単な回路を再現してみた。
20090810-jkff1.png
回路図中でNANDゲートにHやLが有るのは、シミュレーション開始時にデフォルトでHやLを出力するように改変した特殊なもの。これを入れることで、無事にシミュレーションが開始する。

ところが、どうもうまくいかない。j=Hのときにクロックを与えると(この回路では、短い幅のクロックを与えないといけないらしい)ちゃんと設定される。しかし、k=Hのときだと、どんな形のクロックを与えても、必ず発振してしまう。

上記回路は、クロックに幅の短いパルスを与えないといけない回路なので、そうではない、つまりクロックの下がりでデータを変更できるタイプのものをデータシートから拾ってきて、組んでみた。20090810-jkff2.png
ところが、これのシミュレーションもどうもうまくいかない。やはり、k=Hのときにクロックを与えると、発振してしまう。

最近のCMOSのjkffでは、<%media(20090810-jkff3.zip|以下のような回路)%>になっている(一部、switchの部分を3-stateに置き換えている)。
20090810-jkff3.png
これだと、クロック幅を極端に小さく取らない限り、うまく働く。JK-FFを使うときは、この回路を参考に考えてみたい(トランジスタでJK-FFを組むときも)。

コメント

コメントはありません

コメント送信