三日坊主:2009年 09月の記事

Vista SP2でblue screen [Vista格闘記]

2009年9月11日

WindowsアップデートがVista SP2をインストールしろというのでインストールしてみた。すると、ブルースクリーンでハングアップ。

どうやら、ローカルにインストールしてあるApache2/PHP5.2と相性が悪かったようで、これを止めるとブルースクリーンは出なくなった。

ついでに、以下のサービス及びスタートアップを停止して、速度の向上を図ってみた。もし今後不具合が出るようなら、これらを元に戻してみよう。

Agere Modem Call Progress Audio
Ati External Event Utility
pinger
IP Helper
Portable Device Enumerator Service
Swupdtmr
Tablet PC Input Service
Terminal Services
TOSHIBA Bluetooth Service
Ulead Burning Helper

Start CCC
Reader_sl.exe

不思議なことに、上記のものを止めた後にApache2/PHP5.2を起動させても、ブルースクリーンは出なくなった。多分、どれかとの相性が悪かったのであろう。当分の間、この設定で様子を見てみることにする。

RuvAはヘリカーゼ(helicase)ではありません [General]

2009年9月10日

ネットにあふれている間違った情報のひとつとして、紹介。

Wikipediaでリカーゼ(helicase)の項目を引くと、大腸菌RuvA蛋白質の立体構造が載っている。また、Googleで『RuvA ヘリカーゼ』の検索語で引くと、これに言及したたくさんのページがあることがある。

しかし、RuvAにはhelicaseモチーフは認められない。加えて、RuvAにhelicase活性が有るという報告は無いはずである。

この蛋白質は、RuvB蛋白質と複合体を形成する。形成されたRuvAB複合体は、helicase活性を示す。したがって、RuvA蛋白質はRuvAB helicaseのサブユニットであり、その意味ではDNA helicaseの構成成分である。蛋白質のデータバンクで『Holliday junction ATP-dependent DNA helicase ruvA』などと紹介されているのは、そのため。

RuvAB複合体を取り上げてhelicaseと紹介するのはよいが、RuvAだけを取り上げてhelicaseと考えるのは、明らかに間違い。立体構造を紹介するのなら、RecQ辺りがいいのではないだろうか。

ちなみに、Googleで『RuvA helicase』の検索語で引いた場合に上位にでてくる各ページには、問題になりそうなものは無かった。必ずRuvBと合わせて紹介されているからである。