一般的なこと

本が到着

2007年6月19日

Amazonに注文してあったAppleI Replica Creationが届いた。

本とMacBook


写真は、1年前に購入したMacBookと、30年前のコンピューターのレプリカを作成するための本を並べて撮ったもの。一番手前は、週末に本屋で購入したPHP5の本。

AppleI Replica Creation を少し読んでみて、予想通りに面白いと思った部分と、ちょっと期待はずれだと感じた部分の両方があった。面白いのは、CPUのニーモニックの説明がちゃんとあって、アセンブラやBASICの使い方がちゃんと載っていることなど。期待はずれだったのは、例えば、PROMに入れるプログラムがキットとして購入する石の中に初めから入っていることなど。EPROMを焼く所などもちゃんと本の中で取り上げていることを期待したけれど、無かった。結局は、レプリカを完成させようとすると、キットを購入しなければならない仕組みになっている。回路図は全部本に載っているのだが、ROMの内容が分からないとコンピューターが動かない。

とはいえ、コンピューターの基本を理解するという意味では、非常に良く書けた本だと思う。コンピューターといえば、WindowsやMacOSが出た以降しか知らない人に、オススメ。ただし、BASICにはのめり込まない方がよさそう。プログラミングの変な癖が付いてしまうかも。アセンブラは、どんな仕組みになっているか眺めてみるだけでもいいと思う。

キットは早速注文したので、到着次第製作を開始する予定。設計中のICコンピューターは、シミュレーションの作成がまだまだ続きそうだから、半田付けの楽しみをこのキットでというところ。

ところで、少年時代にAppleIIは相当早いとの噂を耳にしていたが(触ったことはない)、クロックが1MHzだと知ってちょっと驚いた。その頃よく使っていたZ80のマイコンのクロックが確か2MHzだったから、半分の周波数である。ところが…、Apple で使っていた6502という石は、1MHzでも相当早かったそうである(Wikipedia を参照)。この6502という石のニーモニックは、相当変わっている。8080/8086/80386系のニーモニックを知っている人がこれを見たら唖然とするくらい、体系が全く異なる。もう一つ驚いたのは、スタック領域が256ビットに限られていること。こんなサイズでいいのかと思うのだが、トータル64kbのメモリ空間なら、256ビットもスタック領域があれば十分なのかもしれない。

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